パワーラックとは、ジムに設置してあるバーベルをセットできる台のことであり、自宅にパワーラックとバーベルセットがあればその場でほぼ全ての筋トレが完結するという優れもの。

筋トレ中級者から上級者ならお馴染みだと思うが、これからパーソナルで身体を作り始める人やジムに通い出したばかりであまり馴染みがない人でもレッスン先でやり方さえ修得すれば、自主トレ的な感覚で自宅でも追加トレーニングが可能になる。



1.パワーラックを自宅に完備する最大のメリット

パワーラックを自宅に置く最大のメリットは、筋トレをライフスタイルの一部に取り込みやすくすることができ、なんといっても、最大最強の大腿部筋肉群をバーベルスクワットで鍛えることができる点だ。

筋トレをダイエットやボディメイキングとして始めた方の中には、逆三角形の上半身をイメージすることが多いと思うが、肩や腕の筋肉は全体からすると小さく、例えば、懸垂・腕立て伏せ・腹筋などをいくら全力で頑張っても、バーベルを担いでのバックスクワットには、トレーニング効率の点で劣ることがある。

バーベルスクワットで全身で最もデカい筋肉群である大腿部から背筋下部を鍛えることにより、筋肥大や代謝アップ、全身の血流循環が促される。

また、バーベルスクワットは限界に近いウエイトを担ぎ、全身の力を振り絞ったトレーニングが半自動的に出来るため、

①全身の最大出力の向上、瞬発力の向上

②終わった後の達成感、自己肯定感の向上

③アドレナリンの放出、テストステロン向上

などが期待できるものとなっている。

なので理想は、バーベルスクワットで最大筋肉群の最大出力を上げ肥大化させ全体的な代謝を上げることを基本に、更に上半身を細かくボディメイキングをすることで、理想的かつ機能的な身体を手に入れることが出来る。

つまり、ダイエットを始めたばかりだとしたら、下半身を鍛えて全身の代謝を上げて体重を絞らなければ、懸垂、腕立て伏せ、腹筋も高体重のまま、かなり高ストレスでやるハメになり、やっている割には回数やフォームが安定しないことになる。

逆にトレーニング中級者でも、上半身ばかり鍛えて、スクワットをせずに下半身が安定しないと下半身が強く安定している身体の小さいやつに体当たりされたときに瞬発力に耐えられず、見かけだおし吹っ飛ばされるハメになる。

バーベルスクワットの基本的なやり方はこちら↑
瞬発力を本格的に高めたい方はこちらも↑

2.パワーラックを選ぶポイント

パワーラックを選ぶポイントは、

①自宅のスペース

②ラックのコスパ

③やりたいトレーニングのバリエーション

だろう。

ボックス型パワーラック     ①BODYMAKAR ②IROTEC

自宅のスペースが広く、ラックに出せる金額もある程度あるならば、ボックス型がおすすめだ。

ボックス型は、支柱が4本あり、その名のとおり箱型になっている。

Amazonより引用:BODYMAKARパワーラック
Amazonより引用:IROTEC マスキュラーラックシステム140 【バーベルシャフト180cmワイドグリップ】

ボックス型のメリットは、

◯安定性があり、スクワットで高重量を扱える

◯高さを調整することで、デッドリフト、ベンチプレスも可能

◯チンニングバー(懸垂バー)も一体型となっている

こと。

ボックス型のデメリットは、

◯コスパが悪い

◯自宅のスペースを占領してしまう

こと。

ただ、個人的には、ボックス型を自宅に置いてトレーニング出来れば、安全面も効率面も最高の環境作りができると思っている。

ハーフラックタイプのパワーラック③IROTEC ④WASAI

ハーフラック型のパワーラックの特徴は、ボックス型の支柱が4本なのに対して、支柱は2本となっており、ボックスタイプの約半分の面積しかとられない。

更にコスパもボックス型の約半値のものもあるので敷居が低いのも特徴。

Amazonより引用:IROTEC(アイロテック)パワーハーフラックHPM
Amazonより引用:ハーフラック パワーラック

ハーフラック型のメリットは、

◯室内スペースがボックス型の半分で済む

◯コスパがかなりよく、トレーニング初心者に合っている

と言った点だ。

一方でデメリットは、

◯限界近くのウエイトを扱う場合、身体が疲弊した状態で、ラックにバーベルを慎重に置くのがやや危険

◯バーベルをかけるラックが2本の支柱にしか支えられていないため、ボックス型より強度が劣る

と言った点だが、これもしっかり慎重にバーベルを扱いさえすればあまりデメリットでもない。

スクワットラックタイプのパワーラック   ⑤GronG ⑥ZENY

スクワットラックタイプのパワーラックは、シンプルな作りで、ただ、バーベルを2本の支柱で支えるだけのもので、かなり玄人向きになる。

オリンピックウエイトリフティングなどの競技経験があり、自宅に倉庫や車庫的スペースがありゴムマットが引けるならば、スクワットラックとバーベルセットがあればトレーニングは全て完結する。

ウエイトリフティングのトレーニングでは、真上にバーベルをプレスするトレーニング、フルスクワット、デッドリフトなどはやるが、ベンチプレスで筋力強化はあまり重要視すれておらず好みで補強程度に行うからだ。

Amazonより引用:グロング GronG バーベルスタンド ベンチプレスラック スクワットラック セーフティーバー搭載 分離型 高さ調整可能 耐荷重180kg
Amazonより引用:ZENY バーベルスタンド スクワットラック 分離型 ベンチプレスラック パワーラック セーフティーバー搭載 高さ調整可能 耐荷重250kg ジム 自宅 ウェイトトレーニング用

スクワットラックタイプのメリットは、

◯とにかくコスパがダントツ

◯スペースをとらず収納がとても楽

◯経験者や玄人ならこれが一番いい

と言った点だ。

逆に、デメリットは、

◯コスパはいいが初心者には扱いつらい

◯バーベルをしっかりコントロールできなければ、危険な時がある

◯トレーニング種目によっては、床にゴムマットを引くスペースなどが必要になってくる

と言った点だ。

更に筋トレの【ラック・ケージ】で売れ筋TOP100が掲載されているのでこちらもチェックしてほしい。

必ず好みのコスパと機能を兼ね備えたアイテムが見つかるはずだ。

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3.まとめ

パワーラックを選ぶポイント

◯自宅のスペース

◯ラックのコスパ

◯やりたいトレーニングのバリエーション

ボックス型のメリットデメリット

◯ボックス型のメリット

・安定性があり、スクワットで高重量を扱える

・高さを調整することで、デッドリフト、ベンチプレスも可能

・チンニングバー(懸垂バー)も一体型となっている

◯ボックス型のデメリット

・コスパが悪い

・自宅のスペースを占領してしまう

ハーフラック型のメリットデメリット

◯ハーフラック型のメリット

・室内スペースがボックス型の半分で済む

・コスパがかなりよく、トレーニング初心者に合っている

◯ハーフラック型のデメリット

・限界近くのウエイトを扱う場合、身体が疲弊した状態で、ラックにバーベルを慎重に置くのがやや危険

・バーベルをかけるラックが2本の支柱にしか支えられていないため、ボックス型より強度が

劣る

スクワットラック型【分離型】のメリットデメリット

◯スクワットラックタイプのメリット

・とにかくコスパがダントツ

・スペースをとらず収納がとても楽

・経験者や玄人ならこれが一番いい

◯スクワットラックタイプのデメリット

・コスパはいいが初心者には扱いつらい

・バーベルをしっかりコントロールできなければ、危険な時がある

・トレーニング種目によっては、床にゴムマットを引くスペースなどが必要になってくる

以上、参考になれば幸いです!!